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No.29 サコラボ -団地まちづくり 左近山団地のミライを創造する-

2024年5月10日

【はじめに】

みなさんこんにちは! CRENECTIONの吉田です。今回は、横浜国立大学の学生団体「サコラボ」代表の落合佑飛(ゆうひ)さんに取材させて頂きました!


【話し手】

落合佑飛さん


【聞き手】

吉田光香(CRENECTION)


【自己紹介】

・サコラボ代表

・ヨココネクト合同会社1)を起業

・島プロジェクトin鳥羽2)で活動している


【目次】

・サコラボとは

・左近山での活動

・今後の展望について

・取材を終えて


【サコラボとは】

 サコラボは、神奈川県横浜市旭区にある左近山団地をもっと魅力のある場所にしたい、左近山団地での生活をより豊かにしたいという想いで地域活動を行っている学生団体です。

主に、ワークショップを通して小学生から高齢者まで幅広い世代で交流する機会を設ける活動をしています。また、所属する学生のやりたいを実現することをモットーにピザ窯作り、サウナ、団地映画祭などのイベントを実施しています。

サコラボの魅力は、学生の実践の場を提供し、自分のやりたいことを形にできることです。サコラボでは、どんな時でも人と人との繋がりを1番大切にして活動しているそうで、取材の中で落合さんから繋がりや交流という表現がよく使われていることが印象的でした。



【左近山での活動】

 サコラボの主な活動拠点は左近山団地です。この活動は、横浜市旭区とUR都市機構との協働事業として行っているため、学生のうちに大人と関わる経験ができます。私は、企業や行政と共に事業を行なっていく上で大切なことは何かを聞いたところ、信頼関係を築くことだと答えました。信頼は1日2日では築けないので、積極的にコミュニケーションを図り、常に地域のために何ができるのか、自分たちがやりたいことは何かを考え、最終的に地域の課題に向き合って様々な人たちと協力して取り組んでいるそうです。

学生のうちから、このように規模の大きな事業を経験できるのは羨ましいとともに素晴らしい活動をされているなと感銘を受けました。



【今後について】

 サコラボは、左近山団地を引き続き盛り上げていくこととイベントを単発化させないで継続的に行なっていく予定です。また、落合さん個人としては、もうすぐ起業してから2年が経つヨココネクト1)を引き続き運営していくことと、1年半以上活動している島プロジェクト2)を続けること、さらに様々な業界を経験したいとのことでした。今後のサコラボと共に落合さん個人の活動にも注目です!!



【取材を終えて】

 今回の取材は、今までのオンライン中心での取材と違って、実際に活動している左近山団地について落合さん本人のガイドで紹介してもらいながらの取材でした。実際に左近山

団地を歩くことで、自分の目で見て、触れて左近山の魅力を解説していただいたのでとても分かりやすかったです。普段どのように団地に住む方々が過ごされているのか、共有スペースや周りの雰囲気はどのようかを感じることで実際の活動を想像しやすかったです。団地の中は、車道がなく歩車分離となっていることや、団地の建て方が従来とは異なり等高線沿いに建てられていることも実際に見てみないと分からなかったので、現場に行ってお話しを聞くことができて良かったと思いました。さらに、1時間近く歩きながら落合さんには左近山団地について解説していただいたのですが、メモなど何も見ずに左近山の魅力を詳細に説明していたのが本当にすごいと思いました!そのような点も含めて、左近山のことを想って日々活動されているのだと感じました。どんな活動をするにしても、人とのつながりを重要視するべきことを落合さんとの取材を通して改めて思い知らされました。

また、落合さんが起業しようと想ったきっかけの一つにサコラボでの活動で学んだことが関係しているそうです。起業のやりがいは、やりたいことができることと日々刺激を貰えることだそうです。この記事を読んで起業に興味を持った方は挑戦してみてはいかがでしょうか?



1)ヨココネクト

対話を生み出すワークショッププログラムを提供することを行なっています。様々なステークホルダーやバックグランドを持つ方々、幅広い年齢層の方々が同じ机に向かって議論をして成果を生み出しています。

具体的には、ある地域に若い人に住んでほしいという依頼があった際に、ヨココネクトを通して地域に興味のある人をマッチングして何度も話し合いをしたことで、実際に現地で働き住むようになった事例などがあります。他にもカードゲームなどの遊びと対話で様々な地域課題にも取り組んでいます。


2)島プロジェクトin鳥羽

島プロジェクトin 鳥羽 は、三重県鳥羽市の離島4島で活動をする学生団体です。

中でも活動拠点としている答志島は漁業中心の産業構造ですが、対象となる魚種が異なるため、季節に応じた漁業が営まれています。

島プロジェクト in 鳥羽は、各島の産業構造や文化、街並みなどを深く理解し、課題解決や地域の強みを発揮するお手伝いのために取り組んでいます。



最後まで記事を読んでくださってありがとうございました。この記事を読んでいただいた皆さまも一緒に今後のサコラボさんと落合さんの活動に注視していただくとともに応援していただけたら幸いです。

下記に落合さんに関連のあるSNSを載せます!もし良かったら一度見てみてください!


サコラボ:https://www.instagram.com/sacolabo.danchi2022_?igsh=MWJsM2Y2bnp6eTFseQ==

ヨココネクト:https://www.instagram.com/yoko.connect?igsh=ZXJ1ZnFjdmE2ZWxs

島プロジェクトin鳥羽:https://www.instagram.com/shimapj_toba?igsh=YzVrdDFlNGUzajh2

​取材者

吉田 光香(よしだみつか)

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