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No.22 みかんインターン
-大好きな愛媛を盛り上げる-
2023年4月21日
こんにちは、学生団体CRENECTION菅原ゆかです🌸
新年度にぴったり何かやってみたいなって考えている学生さんにおすすめの記事です◎今回は、代表の中村優斗さんに取材をしました。
皆さんは現役大学生が運営を始めた「みかんインターン」というのをご存じですか?
▶︎ 背景
優斗さんの地元愛媛県での農業アルバイトがきっかけでした。コロナ禍の影響で実習が中止になったり、活動が制限されたりと、せっかく大学に入っているのに何もできないのはもったいなく感じ、「何かやってみよう」ということで2021年夏から実施しています。みかん畑が広がっている明浜町で関係人口創出に向けて活動し、大学生のより良い経験になります。
優斗さんは、自分が経験したみかんアルバイトを通して、明浜町が好きになり、みんなにも想いや楽しさなどを体験してほしく行動したとのこと。「自分が何かをする」という第一歩が今となっては多くの大学生のやりがいに繋がっています◎
しかし、地方ならではの課題も多く、
・農家の後継者不足
・耕作放棄地増加
・少子高齢化
結果、人口が減少し若者が地元を離れてしまうことで寂しさを感じてしまう現実。
そのためにも、大学生、若者の関係人口を増やしたい、インターン参加者が明浜の魅力を発信することで関係人口創出に繋げたい。
ぜひ、みなさんに「みかんインターン」について知ってもらいたいです!
目次
⒈ みかんインターンとは?
Q.インターンを実施して変わったことは?
Q.インターンをする上でまちづくり、関係人口を増やすことの難しさは感じるか。
⒉ インターンでの学びや発見は?
⒊ 優斗さんから見た明浜町
⒋ 2023年は3年目の「みかんインターン」になるが、目標ややってみたいことは?
Q.地域が活性していくために若者の力をどうやって生かしたい?
⒌ 今後、明浜町がどんな町になってほしいか。
1.みかんインターンとは?
実際に農家の元でみかんの収穫作業をしている。収穫シーズンとなる冬は、みんなが一生懸命作業する。また、交流も大切にしていて、住民や行政との方、愛媛大学生と交流したり、農家さんと働く外国人実習生ともお話したりと。思い出にもなる花火やシーカヤック、みかんならではの飲み比べもあり、楽しさいっぱいである。みかんインターンだけども、異文化を体験することもできるし、若者以外の声を聞いて勉強になる瞬間もある。
みかんインターンは過去に4回実施しています。実施するごとに、協力してくれる住民の方や行政の方も増え厚いサポートをしてくれます。そして参加者も増え、2022年度では約50人の学生が参加しました。
● 参加者からは…
みかん畑での農作業だけでなく、人参の天日干しの手伝い、ベトナムの方との交流、無茶々園の説明などとても幅広く様々のことを体験でき、とても有意義な時間になった。また、地域の方と交流する機会も多く、明浜町の良いところをたくさん知ることができた。
みかん畑での農作業だけではなく、人参の天日干しの手伝い、ベトナムの方との交流、無茶々園の説明などとても幅広く様々なことを体験でき、とても有意義な時間になった。また、地域の方と交流する機会も多く、明浜町のいいところをたくさん知ることができた。
▶︎ インターンってなると堅苦しいイメージがあるものの「みかんインターン」は大学生のためでも住民のためでもあるような、交流や経験を大切にしています。普段体験できない収穫作業であったり、住んでいるところから遠く離れたところで非日常を味わえることがとても魅力に感じました◎
Q.インターンを実施して変わったことは?
自分自身、行動してやってみれば意外とできるんだなって感じた。コロナ禍で何もできない状況から「やらなきゃ」って思えたことでインターンも企画できて、大人の方も協力してくれることがさらに自分の自信にも繋がった。
Q.インターンをする上でまちづくり、関係人口を増やすことの難しさは感じるか。
難しく感じてしまう。学年が上がるごとによる忙しさで、継続的な参加や明浜にくることが難しくなる。そうなれば安定した関係人口が作れなくなってしまう。また、行政などが求めている移住に繋げられないと、このままインターンをやり続けても意味があるのか?ってなってしまう。周りからの参考やアドバイスも踏まえながら企画をブラッシュアップしていきたい。
▶︎ みかんインターンで価値観や学びが良い方向に変わっていることがわかります。インターンで関係人口を創っていくことばかりを考えてしまうと、学生には大きなプレッシャーにもなり楽しさが減ってしまう可能性もあります。課題に着目しながらも、経験を大事にする取り組み方は私自身学ぶことが多いと感じました。
2.インターンでの学びや発見は?
住む地域がバラバラだからこそ気づけなかった魅力を発見できた。例えば、行政の方は地元出身が多く、東京の方がコンビニがあって、娯楽もあって、車も必要ないと、当たり前のことが羨ましがられる。また、逆に学生からは明浜のことを海が綺麗で人が優しくて、田舎ならではのスローライフが楽しく感じて自然を体験できることが良いと聞く。知らなかった、忘れていた地域の良さに周りから気付かされた。
▶︎ 地元の良さって住んでいるからわからないことだらけですが、離れてみるとこれって地元の魅力だったんだなって気づくことは多いですよね。実際、私も地元秋田を離れて1人暮らししていますが、周りに人工物がないあの稲作が広がる田んぼはとても綺麗だと感じます。帰省するたびに、田んぼが黄金に染まる様子など、当たり前の様子が魅力の1つであること、これがインターンでも感じられることは素敵なことだと思いました。
⒊ 優斗さんから見た明浜町
町も住民も温かい。愛媛県民でも行ったことがない人がいるぐらいの田舎ではあるが、海沿いに位置していて、海とみかん畑に囲まれていて景色もとっても良 い。修学旅行生がくることも多く、外から来た人でも歓迎してくれる。インターンで来てくれる大学生を嬉しく思ってくれたり、何回も来てくれた子とかを覚えてくれたりもする。
町の人の温かさって町の雰囲気からも伝わることが多く、参加する大学生も居心地がいいんだろうなと思いました。
しかし、ある出来事が…
明浜町にも前まで選果場があって「明浜みかん」が売られていたが、今となっては無くなってしまった。「明浜みかん」も見かけることはなくなり、町全体もショックであった。町の高齢化も進み、住民が大学生が明浜をアピールしていく必要がある。
▶︎ 町の名産物でもあった明浜みかんが他のブランド名になって出回ることも悲しく感じます。農家が育てたみかんが国民に知ってもらいにくくなってしまったことが、農家には大きな影響が。明浜をアピールしていくためにも若者の力は重要だと感じます。
⒋ 2023年は3年目の「みかんインターン」になるが、目標ややってみたいことは?
参加する大学生も増え、より学生が継続的に明浜町に関わりたいと思うインターンにしていきたい。継続的に関わることで、明浜町のことを知り、町の人との関係性も築くことができて関係人口創出にも繋がっていくだろう。明浜の魅力、学生の経験を大切にしていくためにもインターンを創り上げていきたい。
▶︎ 本格的な活動になるのが3年目からだと考えています。活動の幅も広がり、関わる人も増えてくれる中で、みんなが充実した大学生活になる取り組み、企画がこれから楽しみです。継続的な参加、活動はとても難しく「次もやってみたい」と思えるようなインターンにしていくためにも周りのサポートは大事だなと感じました。
Q.地域が活性していくために若者の力をどうやって生かしたい?
以前よりも地方は住みやすい環境になった、自然はありつつ、生活もできる。また、都会ほど周りとの競争は多くなく、のんびり、自由に暮らせる。そんな地方、地域での活動でそこの地域でしかできないまちづくりをして、関心のある若者が各地方で活躍していけたらと思う。
▶︎ 若者だからできることを最大限に発揮させることも難しいですよね。現代を生きている私たちが課題にも目を向けて、とにかくやってみること、これが1番若者に必要だと思いました。一歩の勇気さえあれば、次第に仲間も増えていくこと、そして失敗も次のチャンスになるのが若者のうちの良さだと感じます。
⒌ 今後、明浜町がどんな町になってほしいか。
中学校までしかない明浜町ではあるが、関係人口を増やすことで明浜町で住み たい若者を増やして活気溢れる町になってほしい。また、明浜町に縁のある若者が戻ってくれたり、移住者が増えたりすることで自然と町の雰囲気もよくなって、町全体を盛り上げてほしい。そのためにも、みかんインターンを続けていきたい。
優斗さん楽しいインタビューありがとうございました!
何かを始めることって、難しく感じるけど、やってみたら意外といけるじゃん!ってなることはありますよね。でも「やるしかない」という思い、そして自分の経験をみんなにも体験してほしいから、インターンを企画したと考えるとかなりの勇気と行動力だなと思いました。しかし、その行動力があるからこそ周りも応援したくなったり、一緒に活動したいと思ってくれる仲間ができたりするんだなと感じました。私も、そのガッツと行動力を見習って、色々なことに挑戦してみようかなと思いました。インタビューも楽しくでき、人柄の良さが伝わりました。みなさんにはぜひ「みかんインターン」のこと、そして優斗さんの活動を知ってくれたら嬉しいです◎
ご覧いただきありがとうございました!
みかんインターンのSNSはこちらから!Instagram:@ehime_mikan_akehama
取材者
菅原 ゆか(すがわら ゆか)