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No.18 えんぶらり。
-地元愛に溢れる 学生サークル-

2022年11月4日

こんにちは、学生団体CRENECTIONの菅原ゆかです🌻今回、『えんぶらり。』で活動する新代表 進藤美優さんに取材しました。


 岩手県滝沢市には2つの四年制大学と2つの短期大学があります。若者が集う町にも関わらず、地域の人との交流が少ない、地域の雰囲気が寂しいというのが今の課題です。そんな、滝沢市を変えたいという学生が地域貢献をしようと大学にまちづくりサークルを設立しました。

私も今年からえんぶらり。のサークルメンバーとして活動しています。


目次

  • ⒈えんぶらり。設立背景

  • ⒉今までの活動

  • ⒊他のサークルにはないえんぶらり。だけの魅力とは?

  • ⒋学生にしかできないまちづくりとは?

  • ⒌今後の活動は?

  • ⒍これからの意気込みや想いとは。




⒈えんぶらり。設立背景

 えんぶらり。は2021年5月8日(一粒万倍日という縁起の良い日とされている)に設立した。大学唯一のまちづくりサークルとして活動している。1人で挑戦する勇気がないとき仲間が一緒に協力する、メンバーのみんなが地域貢献に熱い想いを持ち、岩手一、日本一地域への愛着を持っているサークルとして活動中◎




⒉今までの活動

 滝沢市では、地域人材育成事業の一環として「Takizawa Innovation Challenge 2021」を実施した。そこでは、えんぶらり。の企画が採択された、


その名も、『役立たずマップ』である。


役立たずマップとは、【作りは雑だし、みんなの役には立たないがいつかは誰かの役に立つマップ】である。参加者各々の関心を持った自分たちならではの視点でマップを作成することが1番の重要ポイントである。 自分だからこそ、感じられる魅力を共有することで滝沢市の魅力再発見を促す。

美優さん自身も印象に残っている活動の1つである。「自分たちで企画して実行するということ自体が初めてであり、多くの人との交渉や課題の解決など様々な掛け合いが大変だった。」




Q .イノベーションチャレンジでは滝沢市のどんな課題に着目し、話し合いが進んだのか。


美優さん

 滝沢市は、2つの大学がある。そのため、学生が多いが、若者の魅力が発揮されないままでいることが課題だと感じる。住まないとわからない地元の魅力や若者の力を新しく発見し、発揮しきれていない滝沢市を活性化し若者と地域の交流を深めたいという意思で企画を進めた。

 他の採択された企画はeスポーツやアプリの開発など大学で得た知識を活用したものでデジタル化が多かった。えんぶらり。で考えたものは、自分たちの手と地域に対する想いで作成したアナログ型のマップだったが、報告会の際にも「印象深くてよかった」という言葉をいただいた。


▶︎ 企画の内容、対象が違えど、みんな滝沢市をより良くしたい、変えたいという共通の想いで活動していたのは間違いないと感じる。



美優さん:

 Takizawa Innovation Challengeは長期的に活動する企画であり、1から自分たちで創りあげることは達成感にもつながり、やりがいを感じたメンバーが多かった。


▶︎ それほど、1つのことに対し、熱い想いを持っているからこそ自分たちで企画し、地域の方が楽しんでもらえることを考えるだけで、原動力というものは働く。仲間の存在や目標に向かって励みあうことは1番輝けることだと感じた。





⒊他のサークルにはないえんぶらり。だけの魅力とは?


美優さん:

みんなが地域貢献に熱い想いを持って活動していること。また、私たちの熱い想いを受け取ってくれる地域の方がいて、地域、地元のために一緒に協力してくれる。そしてメンバーも自ら課題を発見して活性化を目指すために自分から活動範囲を広げて自分から交渉し、地域貢献に携わっていることが私たちの魅力だと感じる。


▶︎ 1人では、できないことに助けてくれる仲間、協力してくれる存在はとても心強いものであり、町の想いが込められたアイデアが多く生み出されるに違いない。

地域をもっと良くしたいと思う若者は多くなっている。そのようなまだ一歩を踏み出せない若者たちの原動力として活動しているえんぶらり。は地域の方も応援したくなるはずだ。


⒋学生にしかできないまちづくりとは?


美優さん:

 インターネットがある現代だからこそ同じ目標を持っている仲間と携わり、やりたいことを自由に活動できることが学生の特権である。若者からの視点や県外、県内からの学生もいて、様々な方向からまちづくりにつなげることができる。これは、地域に良い意味で刺激を与えることができ、斬新なアイデアをみんなと作ることで地域のためのまちづくりができることは今しかできない。


▶︎ 自由に活動できる環境が、良いアイデアを生み出すきっかけにもなると考える。また、熱いメンバーがいるからこそやりたいことを一緒にでき、地域のための活動として若者が活躍する姿は地域の人の活力にもなるだろう。



⒌今後の活動は?

美優さん:

今までは学校外の活動がメインだったが、今年からは、学校内の「えんむすび」という活動を始動していく。学内コミュニティを増やすことを目標に今までの学生生活で気づくことができなかった「すごい学生」を発掘していく。

→知る機会にもなり、さらに自分のことについて知るきっかけになる。


▶︎ 1人1人個性が異なる、そしてそれぞれに素敵な魅力が秘められている若者たちだが、その多くは自分の魅力に自分自身が気づけなかったり、素敵な個性を隠して社会に馴染もうとしていたりするかもしれない。自分の個性が発揮できるからこそ、輝ける瞬間が多くなると感じ、「すごい学生」を発掘するとして私たちが若者の魅力発見に貢献できるのは、滅多にない経験である。



また、昨年に引き続き今年もTakizawa Innovation Challenge 2022に参加し、活動中である。今回は、2チームに分かれ企画進行中である。実行する内容や目的は異なるかもしれないが、地域と若者、子供たちが交流を深める場を増やしたいという共通の想いで活動している。


▶︎ 12月の最終報告会では達成感を感じられるように1人1人が想いを語りながら1つの企画として創り上げていく。地域の方のワクワクした様子や笑顔を見ることが私自身楽しみでありながら活動に貢献したい。




⒍これからの意気込みや想いとは。

美優さん:

 新メンバーも加わり、仲間が増えることで地域貢献には大きな強みとなる。サークル全体としてみんなで地域貢献ができる架け橋となれるように頑張っていきたい。そして先輩たちが多くの方と関わり、地域の輪を広げてくれた。この輪を途絶えさせないように先輩たちの地域に対する熱い想いを無駄にしないようにさらに輪を大きくしていきたい。そしてえんぶらり。を多くの方に知ってもらえるような機会を増やし、2年目のえんぶらり。を盛り上げていきたい。




素敵なインタビューをありがとうございました。


 今年からえんぶらり。で活動していますが、先輩の想いを聞くと今の勢いを無駄にしたくないという気持ちが強くなりました。直接聞くことでわかる、えんぶらり。の魅力や滝沢市に対する想いに気づくことができ、熱い仲間とこれから多くの企画に携われるのは光栄です。


 進学で多くの県外の学生がいるにも関わらず、滝沢市の魅力を何も知らずに卒業するのは勿体無いと感じています。色々な地域から学生が来ているのだから異なる価値観や想いをうまく活用し、滝沢市の魅力発見に繋げていきたいです。


 まちづくりに関わると新たな価値観を知ることができる、だからこそ若者である私たちが地域の課題に気づき行動を起こすことが大事だと感じます。新しい挑戦ができるからこそ、人が地元を誇りとして生きることができるまちづくりにしていきます◎



​取材者

菅原 ゆか(すがわら ゆか)

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