No.15 渡邉百萌さん　静岡県三島市

今回は、ゲストハウスGiwaで活動する渡邉百萌さんに取材を行った。

ゲストハウスGiwaは、三島のつながりがはじまる場所。三島の魅力が見つかる場所として街の人にも、外部から来る人にも愛されてやまないゲストハウスである。

【公式】 ゲストハウスgiwa

この記事は三島で活動する渡邉さんについて書き上げていく。

私が、渡邉さんに取材をしようと思った経緯は、同い年でありながら、

さまざまな団体や活動を両立していたからだ。彼女がたくさんの場で活躍する上で、彼女が何を目的に頑張るのかを聞いてみたいと思い、取材をきめた。また、私と彼女は他の団体で同じ運営を行なっているが、その場でも尊敬をしていたので、今回このような場で取材することとなった。

ゲストハウスGiwaについて

ゲストハウスGiwaは、10年以上閉まっていた寿司屋を改装。

4つの個室を設けた作りになっている。実際に現地に足を踏み入れたときには寿司屋のカウンターに名残を感じつつも、我が家のような感覚に浸った。

ここ、ゲストハウスGiwaは、馴染みやすさはもちろんのこと、地域とのつながりも大事にしている。1時間きりのバーをしたり、スタッフのおすすめしたいお店から一品ずつ集めた朝ご飯など、ゲストハウスに泊まってもらうことによって、より三島を好きになってもらう。魅力を知ってまた来たいと思ってもらえるような雰囲気だった。

渡邉さんの活動

渡邉さんは、他にもさまざまな活動を行なっていて、うまく両立をしている。また、静岡の三島在住ながら、東京の大学に新幹線で通学をしているのだ。新幹線の中でも団体の作業を行なっているんだとか。

ゲストハウスGiwa

2月にオープンしたゲストハウスの会社にインターン生として活動。

オープン当初から活動に参加し、準備や立ち上げに貢献。

また、SNSの運用も欠かさず行っており、さまざまな地域の人たちがオープン日に訪れて、「ももちゃんのSNSを見てきました！」という方を私も多く見かけた。彼女の宣伝スキルは筋金入りだ。

三島市観光協会　三島市観光アンバサダー（カフェ担当）

主に、スイーツやカフェ・ランチをやっているお店を中心にTwitterやInstagramで発信を行なっており、フォロワーを増やしていくよりは、1回三島に来てもらうように写真を工夫してやっていくようにしている。ただ、これは完全なボランティア活動なので、自分でお金を払ってご飯を食べに行ってオーナーと繋がって取材を行っていくイメージ。

「photo credit: Yuichi Nishimura」

NPO法人「みしまびと」

地域の未来を作る人をつくるNPO法人。

主な仕事内容は、NPOと外をつなぐ企画を考えたり、「みしま未来研究所」でコミュニティカフェを運営したりすること。雰囲気も温かくて、地域の人との交流が必ず見れるところ。

地域活性化コミュニティ Rural Labo 運営

地域に興味のある学生を中心に、地域を知ったり、地域に飛び込んで関係人口のムーブメントを作っていくコミュニティに所属。3月頃から運営メンバーとして活動。これからRural Laboで始まる大きいイベントのプログラム作成や私と同じ広報チームとしてInstagramの運用を行っている。

「photo credit: Yusei Oka」

きっかけ

こんなにも「地域」に関わっているものの、渡邉さん自身、最初は地域の活動を始めたくて始めたわけではないと言う。

仲の良かった人から三島市観光アンバサダーの話をもらったり、「ゲストハウス作るから、インターン生として関わってみようか。」とアイディアをもらったり。本当に人と人との繋がりが三島にはあると取材をして感じた。彼女の人脈の広さには何が原動力となっているのか。

それは、「時間と感謝」だと考える。

どんな仕事をすることになっても、相手とどんな出会いをしたとしても、一緒に仕事をしてくれる人や出会ってくれた人たちに常に「ありがとう」と感謝を持って行動すること。常に、当たり前と思うことなく日頃の感謝を意識して行動できる人は結構少なく感じる。だからこそ、この人に取材して良かったと心から思う。

終わりに

今回、同い年で最も尊敬をしていた渡邉さんに取材できて思ったことは、渡邉さんが単に両立をして、地域についての仕事を行っていく人ではないことを感じた。地域での活動によって始まる新たな出会いや経験に感謝を持って取り組むこと。人と人とのつながりができるその一瞬一瞬に幸せを見出せる素敵な人だった。実際に取材を終えて、私も1度訪れた三島に足をまた踏み入れたくなった。きっとその時も、彼女は笑顔で出迎えてくれるのだ。